「皮下脂肪」と「内臓脂肪」はどう違うの?

「皮下脂肪」と「内臓脂肪」はどう違うの?

体脂肪は体のあちこちを住みかにしています。気を抜けば、その範囲をどんどん拡大していきます。肥満の人は、体脂肪にかなりのスペースを占領されている状態、と言えるでしょう。

 

さて体脂肪は、どの場所に住みつくかによって、次のふたつに分類することができます。ひとつめは、皮膚の内側の真皮の下にたまる皮下脂肪。もうひとつが胃や肝臓、腸など内臓のまわりにたまる内臓脂肪です。

 

この2タイプは、脂肪の蓄え方にも違いがみられます。皮下脂肪細胞のほうは、過剰なカロリーを吸収すると、主に細胞の数を増やして体脂肪を蓄えてゆく“脂肪細胞増殖型”。一方、内臓脂肪のほうは、主に脂肪細胞の中身をふくらませて体脂肪を蓄えてゆく“脂肪細胞肥大型”が多いのです。

 

脂肪細胞をホテルの部屋、脂肪をお客にたとえれば、次のようになります。

 

定員オーバーのお客を、部屋数を増やして確保するのが脂肪細胞増殖型。そして、部屋数はそのままで、お客を各部屋にギュウギュウ詰めに押し込んでいくのが、脂肪細胞肥大型。一般に、10〜20代の頃は脂肪細胞増殖型の皮下脂肪が、30代以降になると脂肪細胞肥大型の内臓脂肪が多くなります。

 

次に、皮下脂肪か内臓脂肪かの見分け方。いちばん簡単なのは、おなか周辺などの皮膚を実際に手でつまみ、その厚さで見分ける方法です。

 

明らかに厚みが分かれば、皮下脂肪のほう。手でつまんでも厚みが感じられず、それでもおなかがぽっこり出ているようなら、内臓脂肪の疑いが濃くなります。また、皮下脂肪と内臓脂肪の両方が、仲良く蓄積されている可能性もあります。

「皮下脂肪」と「内臓脂肪」はどう違うの?関連ページ

体脂肪の役割
体脂肪は、脂肪細胞という細胞が集まってできた脂肪組織で、その数は成人で250億個から300億個もあるといわれています。

このページの先頭へ戻る